ベルクソン 人は過去の奴隷なのだろうか
18-19世紀の哲学者ベルクソンの考え方を簡単にまとめた本。
原作フィリップ・ディックの トータルリコール、ブレードランナー、マイノリティーリポートは観よう。
基本的には普通のことを言ってるイメージ。むしろ最近の言語論的な解釈の方が僕としてはしっくりくる。
面白かったこと①:人間(もしくは他の生物)の知覚と行動の能力は対応してるということ。知ってもどうにもできないエリアのことは知覚しないようになってると。
②:現在(の知覚)は過去の記憶の組み合わせでしかないとのこと。確かに。
なんにせよ、心理学とか脳科学が台頭した時代に、そういう科学的な弁証主義に対抗しようとした考えだと考えると、親近感わくし、純粋知覚というマイノリティーリポートを大切にしようという気持ちになったね。